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2011年11月17日 (木)

過払い弁護士

私が弁護士になった頃(平成5年)には、まだ、
貸金業者に対して過払い金返還請求が出来るという
最高裁判所判例はありませんでした。
いま、あちこちの広告に掲載されている「過払い金返還!」
といった業務は、なかったのです。
ひょっとしたら、
過払い金返還請求を認めた最高裁の態度変更は、
司法を通じての経済政策なのではないか、
というのが、私の考えです。
公共工事を大量に発注して雇用を維持することは、
日本は国家として出来なくなってきた。
そこで、高利貸しに長年返済を続けてきた人は、
「払い過ぎたおつり」
を、サラ金から返して貰って生活して下さい。
そういったマクロ経済的な配慮が、背景に働いている様に思うのです。
その意味で、過払い金返還請求に仕事を特化した弁護士も、
経済政策に協力するという役割が期待されていると思います。
決して、多重債務者を食い物にするような存在であってはならない筈です。
しかし、現実には、ずいぶん、弁護士業界全体の評判を落とすような業務を行う
過払い弁護士が多い様子で、残念です。

・・・過払い金返還請求は、
実は、それほど難易度が高いものではありません。
殊更特別な技能が必要な分野ではありませんので、
依頼があればいつでも行うことが出来ます。
いわゆる過払い事務所が、過払い金を中心に特化している
(専門と称しておられる)のは、
その方が経営効率が良いからだろうと推測します・・・

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