« 続 ~ 判子の重み | トップページ | そして、個人事業主の判子 »

2012年4月16日 (月)

続々 ~ 判子の重み ~ 決済印

会社勤めをしておられる方であれば、
「上司の決裁を受ける」「決済印をもらう」
ということに頻繁に遭遇される方も多いのではないでしょうか。
霞ヶ関を頂点とするお役所をはじめ、日本の組織社会では、
意思決定手段として、広く、
稟議(りんぎ)と決済というシステムが採用されています。
稟議(りんぎ)とは、
部下や現場担当者といった提案者から、
議案(たとえば契約の案)を、組織上の上位者・関係者に向けてあげていく仕組みです。
決裁者が決済印を押す前提として、多数の中間者や関係者が議案について目を通し、
賛同したり、意見を付して提案者に戻したりします。
稟議を通した部署の責任者の印が、稟議書には押印されていくのが通例です。
その上で、最終的に、最終決定権者(最終決済権者)が、決済印を押すのです。
そこに至るまでの間には、多くの人々による、様々な角度からの、
様々な意見や疑問とこれに対する応答が反映される訳です。

世にいう決済印を獲得する重み、とは、
単に、社長さんが判子を押して下さったというだけにとどまらない
このような皆々様の努力があるのです。

|

« 続 ~ 判子の重み | トップページ | そして、個人事業主の判子 »

弁護士・法律」カテゴリの記事

コメント

普通、役所では「起案」と「決裁」と言います。「議案」は、議会に上程(提案)するものです。数年前、某市の助役(副市長)だった頃、市立病院の医療事故訴訟を起こされ、裁判所に提出する、権威のあるドクターの鑑定書が東京の弁護士事務所から送付されてきました。専門医学用語ばかりでさっぱりでしたが当方有利を確信して「めくら判」を押しました。その後、和解議案の議決を経て、値切った金額で和解決着。

投稿: 山崎義弘 | 2012年4月29日 (日) 15:13

山崎様 貴重なご経験に基づく体験談を有り難うございます。行政庁用語についても有り難うございます。
もちろん「めくらばん」の表現はご謙遜でしょうが、決裁者側が、何を信頼し、どの程度内容を精査するか、難しい問題ですね。

投稿: 弁護士村井潤 | 2012年5月 6日 (日) 13:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89445/54486864

この記事へのトラックバック一覧です: 続々 ~ 判子の重み ~ 決済印:

« 続 ~ 判子の重み | トップページ | そして、個人事業主の判子 »