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2012年4月12日 (木)

判子の重み

日本は判子文化です。
判子を押す際に気を付けたいことは、多々ありそうです。
ところで、判子について、法律はどのような規定を設けているでしょう。

まず、刑法です。
刑法167条では、
第1項で「行使の目的で、他人の印章(又は署名)を偽造したものは、
3年以下の懲役に処する。」とし、更に、
第2項で「他人の印章若しくは署名を不正に使用し、
または偽造した印章もしくは署名を使用した者も、
前項と同様(3年以下の懲役)とする。」と規定してます。
偽の判子を作ったり、他人の判子を勝手に押したりというのは、
刑務所行きになっても文句が言えない犯罪行為と言うわけです。

他方、民事訴訟法には以下のような規定もあります。
民事訴訟法228条第4項
「私文書は、本人又はその代理人の署名又は押印があるときは、真正に成立したものと推定する。」
つまり平たく言えば、民事訴訟の手続においては、証拠となる文書(書証といいます)
に判子が押してあれば、ほんものの文書として扱う。
そういうことを民事訴訟法は規定しているのです。

「判子」の有る無しということが、どれだけ重大なことか、
法律の扱いからも垣間見ることが出来るように思います。

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