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2012年5月 4日 (金)

成年後見とお葬式

成年後見人はお葬式をあげたりできるのでしょうか。
法律論としては残念ながらNOです。
成年後見人は、あくまで、ご本人がご存命であることを前提に、
ご本人の意志能力の不足を補うためのものだからです。
法理論として厳密に言えば、
ご本人が亡くなられたそのときから、
成年後見人はその活動を支える基礎(ご本人の存在)
がなくなってしまうのです。
そして、言うまでもないことですが、もちろん、
ご本人のお葬式やご納骨、永大供養などといった事柄は、
弁護士などの専門家後見人が行うよりも、
ご親族がなさることこそが、もっともそぐわしいことでもあります。

しかし、そのような杓子定規な運用をしていては、
世の中通らない場合もあります。

例えば、全く天涯孤独の方がなくなられた場合、
また、ご親族がおられても遠隔地でどうしても駆けつけることの出来ないご事情のある場合
など、お葬式やご納骨ということは、成年後見人(であったもの)として
おこなってしかるべきことだと私は考えます。
もちろん、ご関係者様や関係諸機関と、しっかり打合せをさせていただくことは当然です。
私自身、過去、何人かの方について、このような形で後見事務を行わせていただきました。
あまり知られていない後見人の職務といえるのかも知れません。

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