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2012年5月20日 (日)

読書日記~大塩平八郎とその評価~

私の事務所から北に15分ほど歩くと、
大塩平八郎の菩提寺があります。
大塩平八郎は、天保8(1837)年大塩の乱で
鴻池屋などを焼き討ちにした首謀者とされる陽明学者です。

実はこの大塩。乱を起こす以前は、
旗本として幕府を支え、
警察官僚、司法官僚を長年務めた人物でした。

当時の警察権力の腐敗、司法の腐敗に絶望し、
職を辞します。
陽明学を学び、また塾生に講義する日々。
その果てに起きたのが大塩の乱でした。

私にとって、この本は、大塩の思想と置かれた状況を
理解する助けとなりました。

大政奉還(慶応3(1867)年)が行われたのは、
大塩の乱の後、30年経ってのことでした。

もちろん、私は、実力行使に賛成するものではなく、
乱を起こすなど全く反対です。
乱などが起きないように・・・
そのためには、
貧農や庶民の極貧の生活の上に、
一部のものに富が集中し、
警察、司法を含めて権力が腐敗し、
大塩が乱を起こさざるをえなかった・・・。
そのような社会状況に陥ることを
何としても防がねばなりません。
この国の司法制度の一部を司る弁護士として、
常に、自省し、自戒したいと思っています。

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