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2012年6月19日 (火)

人事の王道

大企業から中小企業、医療法人、
協同組合、学校法人や宗教法人などなど、
人が集まり組織を形成するところには、
社長、部長、理事、幹事、などなどの肩書が発生します。
そこで常に執り行われているのが、「人事」です。

人事を巡っては、これを円滑に行わないときには、様々なトラブルが発生します。

例えば、会社に取締役が存在しない、あるいは争いがある状態に備えて、
会社法は、以下のような規定を設けています。
1)一時取締役職務代行者(仮取締役) ・・・会社法351条
2)仮処分による取締役職務代行者・・・会社法352条

しかし、会社法のこの規定は非常事態についての定めです。
この規定を引っ張り出さなければならない様な事態に至ったとすれば、
その時点で既に、企業経営、企業のガバナンスとしては失敗しているのです。

ことは、マスコミで騒がれる大企業トップの人事だけでは勿論ありません。
人事を乱暴に行えば、必ずしこりを残し、組織に亀裂を生じさせます。
そして、人事の痼り(しこり)は、組織内部に根深く潜伏します。
人事の敗者も組織の中で生きる道を選ぶ日本の企業風土においては、
痼りを持つ敗者達は、不満を直ぐには顕在化させず、潜伏して行ってしまうのです。
このことが、企業統治上どれだけのリスクを抱えることになるのか。
申し上げるまでもないと思います。

人事に王道はないと言われます。
ただただ、誠実に。愚直に。丁寧に。出来れば迅速に。
法令順守は当然のこと。
それ以上に、対象者の立場や心情。
これに対する配慮に欠けることがあってはなりません。
人事権者は、対象者にとっては権力者です。
上司の無思慮な一言が、愛社精神や、やる気を、
根こそぎ崩壊させてしまうことも多いのです。

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