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2012年6月 7日 (木)

歴史に学ぶ ~神風特攻隊の誕生とレイテ湾海戦 ~

ふとしたきっかけで、
特攻の真意(神立尚紀著・文藝春秋刊)
という書籍を読みました。
以下の史実は、同書の記述に基づきます。

戦争末期、日本軍は、次次と特攻隊を編成し玉砕戦法をとります。

*特攻の始まり
レイテ湾での最後の海戦に備え、
そのために敵航空母艦の甲板を1週間程度使用不能に出来ればよいとして、
零戦による体当たり攻撃~いわゆる神風特攻隊~は、
最初、編成されました。
フィリピン戦を、特攻までして戦い抜けば、
フィリピンを最後に講和のご聖断が下る。
特攻を指揮した大西中将はそう期待したのだと同書は言います。

そして、当初から、神風特攻隊は、
1人1人の若きパイロットの命の犠牲の上に、
かなりの戦果をあげたそうです。

しかし、何と、レイテ湾突入の艦隊(栗田艦隊)は、
レイテ湾決戦を前にして、別方面に舵を切ってしまいます。

そして、神風特攻自体はかなりの戦果をあげたことから、
その後の沖縄戦、そして、終戦に至るまで継続されます。

*レイテ海戦を控えての、それぞれにとって謎の別行動。
そこには、敵軍、自軍それぞれについての情報伝達の誤りと遅れ、
そして、日本軍海軍内部での指揮系統のかなりの混乱があったようです。
「空地分離」とされたこの時期、指揮系統の混乱に加え、
特設飛行隊には人事権がなく、
特攻隊員に俸給も支払われないことも頻繁に生じたそうです。

*指揮系統の混乱。情報の混乱。
その結果、どのようなむごいことが起きるか。
無駄などという言葉では決してすませられない、
ひどい間違い、ひどい結果がもたらされるか。
上記の史実は、
あらゆる組織のガバナンスを考える上で、
私たちに重い重い教訓を残してくれている様に思えるのです。

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