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2012年8月 2日 (木)

トラブルの解決に必要なこと~冷静さ~

弁護士の仕事は法律に則り紛争を解決することです。
しかし、弁護士のとる手段、主張の内容や表現は、
ただ違法なことをしなければ何でもよいと言うものではありません。
依頼人にとって最善の形で、出来る限り早期に紛争を収束させる。
弁護士は、そのための最善を尽くします。

人間は感情を持つ生き物です。
紛争の相手方から罵詈雑言を浴びせられれば、
倍ほど言い返したくなるのが人情です。
また、周辺事情や背景事情、内部情報も含めて、
全て裁判でぶちまけてしまいたくもなるでしょう。

それが依頼人に最善の解決をもたらす場合であれば、
私は、躊躇なく、依頼者のご要望+αのことをします。
紛争の相手方と一度きりの付き合いで、
裁判が終了した後のことを考えなくて良い場合などには
あり得る選択です。

しかし、多くの場合、過激な主張スタイルは、ご依頼者にとって最善ではありません。
こちらが饒舌になればなるほど、相手は更にヒートアップし、
紛争の円満解決とは、ほど遠い結果になることは覚悟しなければなりません。
第三者である裁判所も、過激な表現や周辺事情の主張に対して、
必ずしも良い印象を持つとは限らないのです。

更に、気をつけて頂きたいことは、
公開の法廷で陳述(民事訴訟では、訴状、答弁書、準備書面などなどの書面を予め提出し、
法廷では書面の中身を読み上げたりはしないで「陳述します」とだけ述べます)された内容は
公の場で述べた扱いとなり、例えば、
翌日の新聞記事にされても文句が言えないということです。
レピュテーション・リスクという観点からも、見過ごせない問題なのです。

そして、紛争を拡大することによって、最終的に誰が得をすることになるのか・・・。

不幸にしてトラブルに巻き込まれ、弁護士と付き合いを持つことになったら・・・
皆さんに、お考え頂ければと思います。

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