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2012年7月15日 - 2012年7月21日の9件の記事

2012年7月21日 (土)

歴史探訪~太融寺 源氏物語と淀君と

Photo

私の事務所から北に歩いて10分ほどのところに、
太融寺というお寺があります。
お寺のホームページ太融寺HPによれば、
弘仁12年(西暦821年)に弘法大師が嵯峨天皇の勅願により、この地に創建されたとのこと。
写真は、入り口に立っている石碑。
このお寺の七堂伽藍を建立されたのが
「源融公」であることを語っています。
「源融公」というお方、嵯峨天皇の第17皇子と聞いただけでは茫漠とした印象ですが、
源氏物語の主人公・光源氏のモデルとなった人物だそうです。

太融寺の境内には、淀殿のお墓も。
太融寺HP「縁起」
秀吉の側室として栄華を極め、
豊臣家滅亡の時、大阪城で秀頼とともに最期を迎えました。

不動明王には、今でも早朝から参拝祈願する大勢の方々の姿を見ることが出来ます。

そして、幕末から維新にかけて、
太融寺界隈を根城に大活躍した侠客
明石屋万吉の活躍ぶり描いた司馬遼太郎の「俄」を読むと、
なぜか、この太融寺界隈が今でも猥雑な活気に満ちていることの
成り立ちが分かるような気がするのです。


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いじめ事件裁判支援サイトのご紹介

大津いじめ中2自殺事件のご遺族側の弁護士が
裁判支援専用のサイトを立ち上げたようです。
http://www.yoshihara-lo.jp/otsu-ijime/

同業者として、先ず以て、
この大変な事件を担当しておられることに敬意を表したいと思います。

裁判所で早期に真相解明を求め、
判決で、行政庁(大津市)の責任を認めさせることを目指すべきか。
そのような立場も勿論ありますし、間違いとは思いません。
判決で、例えば、教育行政の責任が指弾されるということの影響は、
計り知れないものがあります。

それとも、刑事事件としての進展、外部委員会による調査結果を待って、
和解も含めての解決を模索すべきか。
(従来私はこの立場を表明してきました)


弁護士として、そして、
子を持つ親として、私自身、注目して行きたいと思います。

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2012年7月20日 (金)

教育界はなぜ隠蔽するのか?~大津中2自殺事件

大津のいじめによる痛ましい事件の報道が続いています。

学校側が市にアンケート提出せず"

アンケートに記載された現場の声、
折角の生徒達の声が、学校によって握りつぶされていたということのようです。

更に、7月26日の報道では、
大津市教育委員会が滋賀県教育委員会に対して
自殺事件についての報告書を提出する際、
アンケートで既に判明していた虐めについて、ほとんどふれずに報告し
その理由として、
「自殺の報告書で、いじめ関連は不要と判断した」とコメントした。
そのような報道がなされるに至っています。大津市自殺報告書、市教育委「いじめは不要」
生徒が自殺した。いじめの存在を示す多数のアンケート結果がある。
なのに、報告書に記載しない。
このようなことを、「隠蔽(いんぺい)」と言います。
どうして、ここまでして、真相を隠すのでしょう。

この事件については、以前も、
教育委員会が、いじめのアンケートについて隠蔽していたとの報道がなされています。

市教委隠す?2回目アンケート実施を伝えず 滋賀県警、押収資料精査へ
落としたくない地域の評判

学校・教育委員会の隠蔽体質の背景には、
「いじめがある」と地域で知られては
学校にとって都合が悪い、担当教師にとっても都合が悪い、との分析をした報道です。
あたっている面があるのではないか、と、思わざるを得ませんね。

教育の世界は、いったい・・・

恐らく、

1)生徒という人質(のようなものです)を取られて、
一般的なご家庭の一般的な親御さんは学校に対して強いことが言えない。

2)教師の世界の勤務評定の基準が適正ではない(推測です)。

例えば、ある銀行では、融資を積み上げた人間が高く評価され、
不良債権回収にどれだけ汗を流してもそれほど評価されない、
という話を聞いたことがあります(私は正当ではないと思います)。
目の前の利益や数字だけではなく、誰しもが嫌がることに汗を流したかどうか、
そういったこともしっかりと評価すべきなのです。
何人を評判の高校進学させたか、とか、生徒受けが良い、とか、(それも大事だとは思いますが)
だけではない、教師の評価基準を徹底して頂ければと思います。

3)教育委員会が、
個々の問題をしっかり検討できないという意味において、
教育行政の決定を、実際には行えていない。
すべて、「教育長」を頂点とする事務方任せとなってしまい、
完全に形骸化してしまっている。
そして、教育行政全般が、
政治的中立という防護壁の中で、
批判されない存在として、
独善的になる傾向があるのではないか。

ここまで隠蔽について報道が重なると、
上記のことや、その他の、
自己保身など諸々のことが重なり合うようにして、
教育行政全体に、
「隠蔽体質」が出来上がっているのではないか。
そう推測してみたくもなります。

現場の声に耳を傾けない組織が、必ず、大変な失敗を犯すことは
何度も書かせて頂きました。
現場の声が届かない!~滅びる組織とは
もの言えぬ組織の末路
史実に学ぶ~危険な組織の意思決定

不都合なことこそ、真っ先に報告させる。
あらゆる組織で、徹底して行きたいところです。

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2012年7月19日 (木)

大津いじめ自殺事件~教育長会見の酷さ~

リンク: 大津の生徒自殺、いじめ以外の要因も…市教育長 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

痛ましい大津中2自殺事件で、毎日お騒がせの教育長氏。
私のブログでも、この方のご発言が、
たとえ組織防衛の見地に出たものであるとしても、
不適切であることを指摘させて頂きました。
大津いじめ自殺事件~教育行政の闇
ですが、上記の報道を読み、ここまで来ると、唖然としてしまいます。
【大津市の沢村憲次教育長は17日、市役所で記者会見し、
①男子生徒が自殺した背景について「個人的、家庭的な要因もあったと、
学校から聞いている」と述べ、いじめ以外の要因があったとの見方を示した。
②具体的な内容については「個人情報であり、警察や市の外部委員会で調べていくものだ」
と言及を避けた。】というのです。

まず、

①について、教育長氏は、繰り返し同趣旨の発言を記者会見の場で行っているようです。
そのあまりの内容、亡くなられた被害者やご遺族をむち打つ様な発言内容に、
「公然事実を摘示し人の名誉を毀損」
という名誉毀損罪(刑法230条)の構成要件該当性について検討をする内容でしょう。
亡くなられた被害者(死者)に対する名誉毀損罪の成立要件が
厳格(刑法230条②)なのは事実ですが。
しかし、この発言が、
ご遺族の名誉も著しく毀損していることを忘れてはなりません。
ご遺族に対する名誉毀損罪も成立しうるのです。

②の記事にあるように、教育長氏が具体的内容を述べなかった点、
名誉毀損罪成立のための「事実を摘示し」にあたらないのではないかも問題となるでしょう。
しかし、「被害者の自殺には被害者のご家庭の『家庭的要因もあった』
(「」内は私が推測で補いました)」と、やや抽象的ではありますが、
「家庭的要因」という事実の摘示があると解釈することも、
あながち不可能とは言い切れないように思われます。

教育長氏の一連の会見発言は、
それほどに、全くの第三者である私から見ても
極めて不見識な発言と感じられるのです。
しかし、誤解しないで頂きたいのですが、私の本意は、
教育長氏の個人的な資質を云々することではありません。
また、教育長氏の民事&刑事責任を追及すべきなどと
主張するつもりもありません。

あまりに非常識と思えるこの教育長氏の様々なご発言が、
「長」と肩書につく人物の口から、どうして毎日のように出て来るのか。
ここから何が見えてくるのか。
教育長氏の発言の数々は、教育行政の闇の深さを、
我々みなに教えてくれている様に思えるのです。
教育行政の仕組みから、変えていかなければならないのかも知れません。

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遂に刑事告訴!~大津中2自殺事件・父親が同級生3人を

リンク: 【中2自殺】父親が滋賀県警に同級生3人を刑事告訴(1/2ページ) - MSN産経west.

今朝(7/19)の新聞報道によれば、
加害者と思われる同級生を、ご遺族が刑事告訴なさったとのこと。
最愛のお子様を失ったご遺族の行動として、当然のことと思います。

報道によれば、ご遺族と警察とは、
どうやら従前、被害相談を行い、被害届を出す出さないというあたりで
とまってしまっていた様子です。
では、被害相談と、告訴はどう違うのでしょう。

刑事事件における「告訴」(刑事訴訟法230条~)とは、
告訴権者から捜査機関に対し、
「犯罪事実を申告して、犯人の処罰を求める意思表示」です。
被害相談や被害届との違いは、まず、その内容において、
告訴は、
1)どういうことが行われてそれが何罪に当たるというような、「犯罪事実の申告」があること
2)犯人の「処罰を求める意思表示」をすること
という点で大きく性格が異なります。

また、刑事訴訟法上、ひとたび告訴を行えば、
告訴を受けた司法警察員(ここでは警察官とご理解下さい)は、
関係書類や証拠物を速やかに検察官に送付しなければなりません(刑事訴訟法242条)。
また、刑事裁判を起こすかどうかにおいても、
検察官は、起訴・不起訴の通知を、告訴人に対して行う(刑事訴訟法260条)
更に、不起訴とした場合には、告訴人に対して、
不起訴理由を告げなければならないとされています(同法261条)

告訴は口頭で行うことができるとされています。
刑事訴訟法241条は第1項で
「告訴または告発は、書面又は口頭で検察官又は司法警察員にこれをしなければならない。」
と規定し、同第2項では、
「検察官又は司法警察員は、口頭による告訴又は告発を受けたときは調書を作らなければならない。」
と規定しています。
つまり、必ずしも「告訴状」という様な書面を作成して持参する必要はないのです。
今回は、口頭での告訴に対し、県警が調書を作成して受理した様子。
上記の刑事訴訟法241条第2項の規定に基づく適法な受理手続です。

しかし、実は、実務上は、口頭での告訴を受け付けてもらえることは、
とても珍しいことだというのが私の感覚です。
今回は、口頭での告訴を県警は受理しました。
従前、所轄の大津署が被害届の受理を3度拒んだという報道大津署被害届け受理拒絶 がなされ、警察に対する世間の風当たりが強まったこともあっての、
県警としての方針転換なのかも知れません。

さて、これから、
刑事告訴を受けて、どのように事態が推移するのでしょう。
大津市長が明言しておられる外部委員会と、警察など捜査機関との活動の関係はどうなるのか、
など、注目していきたいと思います。
刑事事件の捜査には密行生の原則があります。
これから立ち上がる外部委員会の委員に対しても、
恐らく準公務員的立場として、
国家公務員法に準じた厳しい守秘義務が課せられるでしょう。
しかし、何とか、一定の範囲では協力し合える関係を築いて頂ければ、
そのような仕組み(司直との協力)を視野に入れて、外部委員会を発足させて頂ければと願います。

調査対象と内容の面では、
個人的には、外部委員会には、是非とも、
告訴対象者3名についてはもちろんですが、
それ以外の大人達、教育行政の闇に切り込む調査を行って欲しいと思います。
民事訴訟の進行との関連は、本当に困難で悩ましい問題だと思います。
ひょっとしたら、民事訴訟は、刑事事件、外部委員会の調査結果をみた上で、
・・・ということになってしまうかも知れません。

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2012年7月16日 (月)

何のための職員会議か~中2自殺届かなかった心の叫び(サインは見逃された)

リンク: 【中2自殺】届かなかった心の叫び… なぜサインは見逃されたのか(1/4ページ) - MSN産経west.

いじめが行われる中、被害者から簡単な聞き取りをし、
関係教諭たちが15分間の協議で出した結論は、
「いじめ」ではなくて「けんか」だというものだったというのです。
似たような話として、
深刻なDV被害を「夫婦げんか」だと思っていた。
深刻なストーカー被害を「別れ話」と思っていた。
などという釈明記者会見(多くは放置した警察署の釈明)はよく見聞きします。
何とも言えない感覚に襲われます。

しかし、この件については、
まず、「けんか」だとしても、「暴力」が振るわれていることが前提にあり、
教師たちが、学校内で「けんか」が繰り広げられていると結論付けたとしても、
どうして、何も対処しなくてもよいということになるのでしょうか。
「けんか」闘争は、双方に、傷害罪(刑法204条以下)が適用可能な違法犯罪状態なのです。

そして、担当教諭の聞き取り方法も、
いじめがあったとしたら、真実、事情を打ち明けられる雰囲気を作り
~学校に告白すればさらなる報復があり得るので、それを恐れて、素直に申告し辛い~
信頼関係を築けていたのか、疑問があります。

また、関係教諭が集まって協議した際には、いったいどのような基準に従って、
何をもって「いじめ」ではないと、15分という短時間内に、容易に判定されたのでしょうか。

組織なり企業が、リスクに立ち向かうとき、常に、最悪の事態を想定し、
最悪の事態を回避するためのマニュアルを整備していることが通例です。
マニュアルという呼び名は、なんとなく、接客マニュアルのような、
商業ベースの響きがありますが、誤解なさらないでいただきたいのです。
たとえば、「事故対応マニュアル」を作ることで、
事故対応について、その組織は議論を深め、皆で協議します。
そして、マニュアル作成後は、高いレベルで平準化された手続きが可能となるのです。
この学校では、「いじめ」についての、あるいは「けんか」についてのでもかまわないと思います、
何らかの手順書すらなかったのでしょうか。
この学校に限らない問題なのかもしれませんが。

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恐喝罪と強盗罪をわけるもの~大津中2自殺事件~

大津で起きた痛ましい虐め自殺事件
1週間ほど前に、当時の報道に基づき、
一般論として、刑事責任追及の可能性について書かせて頂きました。
刑事罰の適用は?大津中2自殺事件

しかし、・・・その後も、続々と事実が明るみに出ます。
今朝の各紙紙面 自殺前に10数万円工面か~いじめとの関連捜査

もしこの新聞報道が事実であると仮定(あくまで仮定です)すれば、
被疑者達は、恐喝罪(刑法249条)
「人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。」 
に問われることとなります。

事件の報道の内容からすれば、
恐喝罪ではなく、強盗罪(刑法236条)
「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。」
ではないのか?という疑問も、当然湧き出るところです。
強盗罪の方が恐喝罪より、法定刑も断然重いのです。

この点、強盗罪における「暴行脅迫」は、
「相手の反抗を抑圧するに足る強度のものであることを要する」と
判例実務によって解釈されている点、
この事件では、報道を見る限りでは、
被害者の方の意志が介在しての金品の交付と思われることが
強盗罪適用の妨げになるものと思われます。

ただ、ひとつひとつの暴行脅迫を個別に分析するのではなく、
全体の状況としてこのいじめ事件をみたときに、
強盗罪適用要件としての「反抗を抑圧するに足る暴行脅迫」
が行われたと解釈することは、不可能でしょうか。
慎重な議論があって良いように思われます。

いたずらに厳罰に処することが
良いとばかりは言えないことは、もちろんなのですが。

しかし、何とも、やりきれない事件ですね・・・。
被害者の方のご冥福を心よりお祈り致しますとともに、
ご遺族の皆様方に心よりお悔やみを申し上げたいと思います。

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ついに人民元建て預金!~メガバンク7月23日から

リンク: 朝日新聞デジタル:三井住友銀が人民元建て預金 メガバンク初、23日から - 経済.

以前ご紹介させて頂きました円・元の直接取引6月にも
円~元の「直接」決済制度の開始に伴い、
ついに元建て預金の登場です。
ドルを介在させずに決裁する仕組みが、どこまで広がりを見せるのか。
世界で長年行われてきたドル建て決済制度の終焉に
つながる広がりを見せるのかどうか・・・。
注視したいと思います。

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2012年7月15日 (日)

軽犯罪法の威力~那智の滝登った容疑で逮捕・著名クライマーら3人

リンク: 那智の滝登った容疑で逮捕 著名クライマーら3人 - MSN産経west

報道によれば、このクライマーの行動は、いかにも非常識&不遜な行動です。
しかし、非常識だというだけでは、警察は人を逮捕することはできません。
逮捕するためには、犯罪を犯した嫌疑が必要です。
どういう犯罪の嫌疑で著名クライマーを逮捕することが出来たのか・・・
住居侵入罪(刑法130条)は、「正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、
建造物若しくは艦船に侵入し・・・た者」に対して「3年以下の懲役又は10万円以下の罰金」を科しています。
しかし、「那智の滝」は、自然のものであり、「住居」とも「人の看守する邸宅、建造物」とも異なりそうです。

では、いったい何法違反で逮捕を?
即答できたあなたは、相当に警察活動や法秩序に詳しい方です。
そう。
「軽犯罪法」です。
「軽」などという語感から侮ることなかれ。
この軽犯罪法は、社会秩序維持のため、
また、警察活動の根拠として、
大変な威力を発揮している法律なのです。

軽犯罪法の全条文を以下に貼り付けておきます。
うっかり犯罪を犯したと疑われないためにも、
一度目を通してみておかれることをお薦めします。
(http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/strsearch.cgi より)

第一条
左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
一 人が住んでおらず、且つ、看守していない邸宅、建物又は船舶の内に
   正当な理由がなくてひそんでいた者
二 正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、
 又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者
三 正当な理由がなくて合かぎ、のみ、ガラス切りその他他人の邸宅又は建物に侵入するのに
 使用されるような器具を隠して携帯していた者
四 生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、
 一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの
五 公共の会堂、劇場、飲食店、ダンスホールその他公共の娯楽場において、
 入場者に対して、又は汽車、電車、乗合自動車、船舶、飛行機その他公共の乗物の中で
 乗客に対して著しく粗野又は乱暴な言動で迷惑をかけた者
六 正当な理由がなくて他人の標灯又は街路その他公衆の通行し、若しくは集合する場所に設けられた
 灯火を消した者
七 みだりに船又はいかだを水路に放置し、その他水路の交通を妨げるような行為をした者
八 風水害、地震、火事、交通事故、犯罪の発生その他の変事に際し、
 正当な理由がなく、現場に出入するについて公務員若しくはこれを援助する者の指示に従うことを拒み、
 又は公務員から援助を求められたのにかかわらずこれに応じなかつた者
九 相当の注意をしないで、建物、森林その他燃えるような物の附近で火をたき、
 又はガソリンその他引火し易い物の附近で火気を用いた者
十 相当の注意をしないで、銃砲又は火薬類、ボイラーその他の爆発する物を使用し、又はもてあそんだ者
十一 相当の注意をしないで、他人の身体又は物件に害を及ぼす虞のある場所に物を投げ、注ぎ、
  又は発射した者
十二 人畜に害を加える性癖のあることの明らかな犬その他の鳥獣類を正当な理由がなくて解放し、
  又はその監守を怠つてこれを逃がした者
十三 公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、
  又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは
  割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に
  関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者
十四 公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの音を異常に大きく出して静穏を害し
  近隣に迷惑をかけた者
十五 官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを
  詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の
  標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者
十六 虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者
十七 質入又は古物の売買若しくは交換に関する帳簿に、法令により記載すべき氏名、住居、職業
  その他の事項につき虚偽の申立をして不実の記載をさせた者
十八 自己の占有する場所内に、老幼、不具若しくは傷病のため扶助を必要とする者又は人の死体若しくは
  死胎のあることを知りながら、速やかにこれを公務員に申し出なかつた者
十九 正当な理由がなくて変死体又は死胎の現場を変えた者
二十 公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、
  ももその他身体の一部をみだりに露出した者
二十一 削除
二十二 こじきをし、又はこじきをさせた者
二十三 正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような
場所を ひそかにのぞき見た者
二十四 公私の儀式に対して悪戯などでこれを妨害した者
二十五 川、みぞその他の水路の流通を妨げるような行為をした者
二十六 街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、
若しくはこれをさせた者
二十七 公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者
二十八 他人の進路に立ちふさがつて、若しくはその身辺に群がつて立ち退こうとせず、
  又は不安若しくは迷惑を覚えさせるような仕方で他人につきまとつた者
二十九 他人の身体に対して害を加えることを共謀した者の誰かがその共謀に係る行為の予備行為をした
  場合における共謀者
三十  人畜に対して犬その他の動物をけしかけ、又は馬若しくは牛を驚かせて逃げ走らせた者
三十一 他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した者
三十二 入ることを禁じた場所又は他人の田畑に正当な理由がなくて入つた者
三十三 みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をし、若しくは他人の看板、禁札その他の標示物を
  取り除き、又はこれらの工作物若しくは標示物を汚した者
三十四 公衆に対して物を販売し、若しくは頒布し、又は役務を提供するにあたり、人を欺き、又は
  誤解させるような事実を挙げて広告をした者
第二条
 前条の罪を犯した者に対しては、情状に因り、その刑を免除し、又は拘留及び科料を併科することができる。
第三条
 第一条の罪を教唆し、又は幇助した者は、正犯に準ずる。
第四条
 この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあつてはならない。

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