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2012年9月9日 - 2012年9月15日の5件の記事

2012年9月13日 (木)

「被告に必殺仕置」書いた弁護士報道に思う~格闘技型訴訟観の限界

「被告に必殺仕置」 書面に書いた弁護士に戒告処分

9月13日付の上記のWeb朝日の報道を読んで
驚かれた方も多いのではないでしょうか。
「被告の所業は、吐き気を催すほど醜悪な最低最悪の暴挙・蛮行」
「必殺仕置しなければならない」などと記載した」という報道が事実だとすれば、
大変残念なことだと思います。
(何か特別な事情があったのかも知れませんがそこはさておきます)

不必要に過激な、激烈、下品な表現という間違いを犯す例は、残念ながら過去にもあります。
弁護士会の懲戒処分云々の問題が発生することはもちろん、
公開の法廷で陳述された書面は、「おおやけに言い放たれた」ものとして、
名誉毀損の成否が争われることも決して珍しいことではないのです。

どうしてこのようなことが起きるのでしょうか。

弁護士の仕事は、「けんかの代理人」的な側面があります。
依頼者のお話をうかがい、感情を移入して仕事をすればするほど、
不必要に過激な、場合によっては、下品極まりないような表現をしてしまう。
また、ご依頼者の側が「もっと過激な表現で相手を攻撃して欲しい」と
強くお求めになる場合もあります。

弁護士が訴訟活動を行うスタイルとして、
私は従来から、以下の2つモデルを分析概念として提案しています。
1)格闘技型訴訟観
訴訟を、例えばボクシングのような格闘技と捉えます。
訴訟活動は、訴訟の相手方を徹底的に叩きのめすことに主眼が置かれることになります。
ここでは、裁判官は、レフェリーという位置付けになります。
2)プレゼン型訴訟観
訴訟を、原告被告の双方が、裁判官に対するプレゼンテーション比べ、説得比べと捉えます。
訴訟活動においては、「裁判官がどういう印象を持つか」ということに比重が置かれます。

多くの戦闘的弁護士は、
1)の格闘技型訴訟観に基づき活動し、ときに激烈な表現を用います。
しかし、
裁判において判決を下すのが裁判官である以上、
2)のプレゼン型訴訟観は、決して忘れてはならないものです。
「中立の第3者」である裁判官が、
一方当事者の代理人弁護士による、あまりに過激な、
激烈な表現や訴訟活動に触れて、どのような印象を抱くでしょうか。
過度に興奮したものを見聞きした場合、「引いてしまう」のが一般的な人間心理です。
「品がない」→「信用がおけない」。
あるいは、根拠が薄い分過大な表現で補おうとしているのではないか。
そのような印象を抱かれてしまい、
結局、敗訴判決という不利益な結果を招きかねないのです。

弁護士として自戒の念をこめて。

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2012年9月11日 (火)

続報~「無償」サポート契約にご用心!

「無償」サポート契約にご用心!」で
書かせて頂いた件の続報です。

PCメンテ会社から回答文書が来ました。
消費者契約法違反とは考えていない。
内規は開示できない。
数万円の買い取り提案価格は、私がパソコンを購入した際(数年前)のHDの価格だ。
・・・そうです。やれやれ。

因みにこのPC会社、PC雑誌でのサポート満足度上位の常連さんです。
そう言う意味でも、ガッカリ。

*印象に残っている修理担当者との会話
<修理担当者>
「不安定な点はHDを初期化すれば解消すると思います。
データが消えてしまいますが、宜しいでしょうか。」
<私>
「バックアップはとっていますので良いですよ。初期化して下さい。」
<修理担当者>
「あ。当社ではHDを初期化する場合、HDごと交換し、
データの入った今お使いのHDも保管しますので、ご安心下さい。」
<私>
  ?
*遅くとも、この会話の時点で、PC会社側は、その後の流れと、
HDを手元に置きたい場合は有償になると説明する義務があると私は考えます。
契約関係にある両当事者は、たとえ契約書に記載がなくとも、
相互に契約相手に不測の損害を与えてはならない
付随義務としての保護義務
(典型は労働契約下の安全配慮義務)を負うと解されます。
今回のPC会社側の行動には、
保護義務の一環としての情報提供義務・説明義務違反あがることは、
明らかと思われます。

*この会社に謳い文句通りの無償修理を依頼する場合、
無償(修理)を貫くのであれば、
「HDの交換はしないであくまで現在の部品の範囲で初期化せよ」
と指示せねばなりません。
そういう指示・選択も、PC会社側からの
情報提供があって初めて出来ることです。

はっきり最初から告げてくれていれば、何の問題もない話。
無償を前面に押し出して、金を取る話を最後まで出そうとしないから、
こういう残念なことになります。

売上が、収益が上がらなければ、競争に負けて潰れてしまう。
あるいは、
部品に含まれている「レアメタル」の回収とリサイクルが
至上命題の時代がやって来たから、強引にでも回収したい。
PC会社側は、そう思っておられるのかも知れません。
サポートや修理代としてお金を請求しているのではないから、
看板との相違はないはず。そうお考えのことだろうと思います。

数字が全ての世界。
「あきない」における道徳、商道徳の問題。
道徳観が希薄化していくことを残念に思うのは私だけでしょうか。

*その後・・・・・
「現在では」このPC会社のホームページには、
無償修理とは別に、ハードディスク有償買取(顧客であるPC買い主が買い取るのです)について
告知がしっかりなされていますので、これから同様のトラブルが起きる可能性は低くなっています。
そのことを確認し、私は、先方が当初言ってこられた金額の○割程度の金額を
解決金(先方の言うHD買取費用)として支払い、この問題に決着をつけました。

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「無償」サポート契約にご用心!

パソコン購入時などに、
オプションで、例えば、
「追加1万円で、3年間の無償保守契約」
「追加1万5000円で、5年間の無償出張修理等保守契約」
などというサービス利用契約を締結することがあります。

私自身、以前からよくこの手の保守・修理サービスを利用するのですが、
この度、驚きの経験をしてしまいました。
誰でも知っている大手のパソコン会社(とサポート会社)の話です。

PCの調子が悪いことを告げると、翌日には、サービス員が来訪。
ハードディスク(HD)を交換して修理するというのでお任せしました。
修理を完了していただき、PCの調子は回復したので、
そこまでは有り難かったのですが、
私が目を離した隙に、取り外したHDを持って帰ろうとなさる。
大変な個人情報が詰まっているのだから、と、慌てて制止しましたが・・・。

話はここで終わらず、
PC会社側は、「約款で修理後の部品の所有権はPC会社に帰属すると定めている。」
「だからHDをPC会社に引き渡せ。そしてPC会社側で再利用させよ。」
「それが嫌なら、数万円でHDを買い取れ。」
等とご主張です。
因みに、4年使った旧式のHDに
数万円の値打ちがあるとはとても思えません・・・。

そもそも、最初に、5年保守契約を締結させた時点で、
「無償出張修理」を謳いながら、
取り外した部品の買取(時価を遙かに上回る価格と思われます)
を求めてくるとは・・・
これが日本の大手PC会社の実情かと思うと、
何だか哀しい気持ちにさせられます。

現在、修理後の部品の所有権をPC会社に帰属するとした約款が
消費者契約法との関係で効力に疑問があるのではないか。
更に、私に買取を求める価格についてのPC会社社内での規定の存否
規定があるなら私への開示の可否・・・。

などを、相手のPC会社側にお願いしているところです。

やれやれです。

~続編があります~

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2012年9月10日 (月)

再び~子の連れ去りに関するハーグ条約

神戸家裁伊丹支部で子の引き渡しを巡って争われた事件をきっかけに、
子の引渡に関する「ハーグ条約」(以下では単に「ハーグ条約」と言います)に対して
本当に批准して大丈夫なのか?本当に加盟すべきなのか?という議論が起き、
私も、自国民保護という観点から、ブログで問題提起させて頂きました。

国際離婚の闇~…子供“連れ去り”兵庫の女性が米国で身柄拘束されたワケ

上の報道はなかなか良くまとめられていると思います。

伊丹の国際離婚事件~その後の展開~

国際離婚続報~クリスマスイヴなのに

母親が米国で逮捕され司法取引に応じた(応ぜざるをえなかったと思います)後は、
日本の司法も、守るべきものを失い、逆転の結果となりました。

大阪高裁~逆転決定

問題のハーグ条約については、外務省の以下のサイトが上手にまとめておられます。
外務省Web~わかる!国際情勢:子の連れ去りをめぐる「ハーグ条約」と日本~

このハーグ条約、北朝鮮の拉致問題にアメリカが本腰を入れないのは、
日本がハーグ条約に加盟しないことも原因などと言われました。

しかし、私はやはり
まだまだ議論を尽くすべき点が多いとの思いでおりましたところ、
今般国会閉会に伴い、「衆議院で閉会中審査」との扱いになった様です。
衆議院~議案~

もちろん、拉致問題は、最優先で取り組んで頂くべき大問題です。
ただ、このこととハーグ条約批准・国内法整備とは、
やはり、区別して検討すべきもののように思います。

これを機会に、しっかりと、冷静な議論がなされることを望みます。

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2012年9月 9日 (日)

みさき公園~いるかショー

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大阪の最南端、みさき公園では、本格的ないるかショウを楽しむことが出来ます。
大阪の人間にとって、
白浜アドベンチャーワールド、城崎マリンパークまで行くのは
どうしても旅行になってしまいますよね。
日帰りで気楽に、というときに、
須磨水族館併設のいるかショウとともに、
みさき公園も、なかなかお勧めだと思います。

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