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2012年11月11日 - 2012年11月17日の5件の記事

2012年11月17日 (土)

宣伝広告・広報の難しさ ~ マスコミの難しさ

何事かをマスコミに取り上げてもらおうとする場合、
お金を支払って新聞の広告欄に掲載してもらう、
TVでCMを流すという方法が最も手っ取り早い方法でしょう。
ただ、そのような方法によった場合でも、
政治的意見広告が新聞社の社是と異なる場合などに
新聞社側が掲載を拒否して物議を醸したこともあります。
例えば・・・
また、広告掲載費用は決して負担の軽いものではありません。
自分たちの活動を広く世の中の人たちに知ってもらいたい。
しかしお金がない。
そのような場合、しかるべき場所の記者クラブで
記者発表させていただくことを考える場合が多いの様です。
特に行政庁(因みに弁護士会も弁護士法を設置根拠とする行政庁と理解されています)
関係者にとって、当該行政庁と関連する記者クラブは身近に感じることもあるでしょう。
しかし、会見を開き記者発表しても、
情報として新聞の紙面に掲載したりTV放送するだけの価値がない。
そうマスコミ側が判断すれば、当然、記事にはならず、放送もされません。
これは当たり前のことであって、
「記者クラブで発表したのに記事にしないマスコミが悪い」云々というのは、
八つ当たりでしょう。
例えば、記事にならなかった、放送されなかったことが原因で、
ある「企画」が失敗したとします。
その失敗の原因は、決して、
記事にしなかったマスコミの記者やデスクである筈はないのです。
何を報道するかについて、マスコミは全く自由なのですから。
「広報の失敗が原因」と一言で済ませてしまうのは簡単です。
しかし、それで済ませていては、
失敗をひとのせいにしているのと同じではないでしょうか。
マスコミへの接触方法、話題提供の手法も含めて、
「企画」に欠陥があったのではないか。
企画のどこにどのような問題があったのか。
企画立案過程、遂行過程など各過程で、甘いところはなかったか。
改善できる問題なのか。改善策は。
企画者側、マスコミに持ち込んだ側は、
その点をこそ真摯に検証すべきなのです。
記者クラブでの発表以外に、多種多様な情報発信手法が
発達している今日においては、尚更です。

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マスコミ対策と弁護士~例えば事故対応~

企業・組織において事故が発生した場合。
事故についていち早く正確な情報を収集し、
対策を講じ、被害を最小限に食い止める。
事故の影響を測り、関係先へのフォローを行う。
このようなことが真っ先に必要であることは、
私が申し上げるまでもないでしょう。
上に書いたような本来の事故対応とともに、
決して忘れてはならないのがマスコミ対応です。
政治学の世界で、マスメディアが、
立法、行政、司法(国家統治機構における三権)と並ぶ、
第4の権力と呼ばれて久しいのです。
では、事故対応として、マスコミ対策をどのようにすべきか。
事故のタイプによって対策は全く異なるでしょう。
記者から問い合わせが入ったとき、
どの部門の誰がどの様な対応をするか。
幹部や事故関係者に直接取材要請があった場合の対応をどうするか。
あわせて夜討ち朝駆け取材があり得るか。
そもそも記者会見を開くか。どのタイミングで記者会見を開くか。
そこでどのようなことを発表するか。
事故発生の直後から、
企業なり組織のトップのもとで危機対応チームを組み、
ポジショニングペーパーの作成など、作業を開始すべきです。
混乱したまま、取材を受けたものがそれぞれバラバラに応答したのでは、
後から食い違いを指摘され、「嘘をついた」などと、
あらぬ非難を受けかねないからです。
*例えば、偽装発覚時にパート従業員に責任転換を図った
船場吉兆は、その後も、元来からのコンプライアンス意識の欠如に加え、
内部通報が続出し、結局倒産しました。
船場吉兆の例は、事故対応以前の問題ではありますが、
当初から筋の通った対応を行う必要性という観点からも、
貴重な教訓を与えてくれているように思います。
私は、事故対応の極めて初期の段階から、
マスコミ対応という意味でも、
マスコミ対応に長けた弁護士を関与させることは、
企業なり組織にとって、とても有益だと考えています。
何より法律上も筋の通った事故対応をしなければ成りませんし、
法律的にも筋の通った説明を、マスコミに対して行う必要があるからです。
マスコミ側(マスコミを通じての世の中)は
あくまで企業なり組織のトップ・責任者の声を求めますから、
弁護士はわき役・裏方にとどまることが多いのですが。
今でも、実は多くの記者会見や取材対応について
弁護士が関与しています。
様々な機会を通じて新聞・TVなどマスコミ界の方々と交流し、
人間関係を持つとともに、
マスコミの特性といったものについて知見を深める。
このようなことも、弁護士の大切な仕事の一部なのです。

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2012年11月14日 (水)

読書日記 ~ ダライラマ14世 ~ 般若心経入門

ダライラマ14世の来日がマスコミに報じられています。

ダライラマ14世来日~中国刺激の可能性~朝日
私自身、ダライラマ14世のことを知りたいというよりは、
仏教のことをより理解したいという気持ちから、かなり以前に、
ダライラマ14世の数ある著作の中で、
~般若心経入門~を読みました。
結論から言えば、単なる教義の解説を超えた、
多くのことを学ぶことが出来たと思っています。

信教の自由、内心の自由。いかに大切なことか。
このブログでは記すことを控えますが、
ダライラマ14世の存在が提起する問題は、
とても重いものと思います。

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見えない障害バッジ 運動の意義

以前このブログでもご紹介させて頂きました
「見えない障害」ストラップ運動・・・

大切なものは目に見えない

見えない障害バッジ運動~関西でも~

最近、NHKが朝7時台の全国ニュースで報道し、
更に、NHKのブログに、未放送分のインタビューもあわせて掲載されています。

NHK生活情報ブログ

ブログの末尾に紹介されているインタビュー記録が
私にはとりわけ印象深く、NHKの上記ブログから引用してご紹介致します。

「実際の生活に影響を与えるのは、国の政策がどうなるかですが、その根底を支えているのは社会の普通の人たちがどう思っているか。見えない障害を抱えた人たちが例えば商店街や電車の中にいるかもしれないという想像力を持っている社会と持っていない社会ではすごく差が出ると思う。人の想像力の範囲を広げることは直接ではないけれど、すごく力を与えてくれると思っています」。
(これから)
「社会を変えるというのは大きな声をあげたり、大勢で外に出て行ったりするようなイメージが強いと思うのですが、なかなか外に出るのも難しい人たちが中心になっているので、頼りなくとぼとぼと(笑)いや、本当に頼りなくとぼとぼと、でも絶対諦めずに粘り強く続けていく。運動を大きくするとか小さくするとか考えずに、とにかく粘り強く続けていくことが大事なのかなと思っています」。

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2012年11月13日 (火)

武士の矜恃

同業者である弁護士の仕事ぶりについて、
様々なご批判を頂きます。
横柄。無愛想。説明不足。高圧的。
突然の高額報酬請求。などなどです。

このような振る舞いをする多くの弁護士の気持ちはどんなものでしょう。
弁護士の「士」は、武士の「士」。
黙っていてもわかってもらえる。
そういう気持ちなのかもしれません
(だからといって許容できるものでないことはもちろんです)。
人生の、あるいは、企業の大問題をご相談頂く弁護士は
高度な知識と訴訟等の経験を兼ね備えたプロフェッショナルでなければなりません。
いざ戦(訴訟)となった際に弁護士が果たすべき役割を考えれば、
弁護士が、まさに武士の志(矜恃)を持つことはとても大切なことなのです。
ただ、
プロフェッションとしての、武士の志(矜恃)は、
あくまで胸にしまっておくべきものでしょう。
あるいは、踏みつけにしようとするものが現れたときに
刀の鍔に手をかければ良いのです。

他方で、愛想が良ければそれで良いのかと言えば、どうでしょう。
例えば、ご依頼頂く方の要望を全て実現できるかのような愛想の良い言動をして、
様々な可能性の中で、敗訴するリスクの説明や、訴訟に伴う様々なリスク
~レピュテーションリスク等を当然含みます~の説明をしっかりしないで、
弁護士費用さえ払ってもらえれば・・・という弁護士がいたとしたら。
皆さんはどう思われますか。
自戒の念を込めて。

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