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2012年11月18日 - 2012年11月24日の2件の記事

2012年11月23日 (金)

勝負、そして、本当の勝者とは ~ 映画「ハスラー」を例に

ハスラーという映画。
1961年にアカデミー賞を受賞した、
若き日のポール・ニューマン主演のアメリカ映画です。
ビリヤード場(プール場)を舞台に勝負を繰り広げる
ハスラーたちの姿を描いた内容
~日本でいえばやや博徒映画的~で、
当時大ヒットしたものです。

1961年(昭和36年)といえば私の生まれた年ですから、
私よりも一世代二世代上の方々は、
映画館でご覧になった方も多いのではないでしょうか。

このブログの読書日記でもご紹介しました
現場主義のリーダー論~コリン・パウエル
米軍元統合参謀本部議長コリン・パウエルは著書の中で、
この「ハスラー」という映画のことを、
もっとも好きな映画と述べています。

確かにこの映画、全編大金を賭けた勝負の場面ですので、

勝負事についての多くの示唆を受ける内容です。

なかでも、冒頭の大勝負
~ポール・ニューマン演じる若き挑戦者エディ・ファルソンが
シカゴの帝王ミネソタ・ファッツに挑みかかり、
勝負の前半、中盤と、勢いと技量で圧倒しつつ、

しかし、持久戦に持ち込まれ、互いに疲れ、
そして、ふとした「気のゆるみ」から
形勢を一気に逆転され大敗を喫します~

は、なるほど、パウエルが著書で指摘するとおり、
勝負事における「すごみ」、勝負の「あや」、
といったものを感じる名場面です。

最後に勝敗を分けるものは何か。
とても示唆深い内容です。


映画の終盤で、再度の大勝負です。
今度は様々な意味で成長した
挑戦者エディ・ファルソンがシカゴの帝王に勝利します。

エンディングでは、賭場を仕切る顔役(今で言えば反社会的勢力でしょう)との
決別を通じて、勝利した若き挑戦者エディが今後進む先が暗示されています。


コリン・パウエルが推奨するだけあって、
この映画は、ビリヤードを通じて勝負事の怖さを教えてくれます。


ただ、私は、この映画は、それだけの映画ではないと感じました。

金を儲けるためであれば何をしてでも勝てばよいのか。
愛する人を死なせても、それでも勝てばよいのか。
本当の勝利とは。真の勝者とは、誰なのか。

勝負に拘り愛する人を死なせてしまった
若き挑戦者(勝者)エディのエンディングでの問いかけです。

軍人であるパウエルが、この映画が大好きだとしつつ、
「最後まで観たことがない・・・」、と著書で記していることの意味は、
このあたりにあるのかもしれません。

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2012年11月19日 (月)

戦後史を学ぶ必要性

衆議院が解散され総選挙の日程が決まりました。
歴史にまた新たな1頁が記されようとしています。

だからこそ、という訳ではないのですが、
戦後日本が歩んできた道を振りかえることは
とても大切なことのように思います。

田原総一郎氏の「日本の戦後」上下は、
数年前の出版されたもので
その時点までのことしか既述がないのが難点。
ただ、マスコミ界で大活躍する著者によるもので
多方面にわたる田原氏による戦後史の総括です。

孫崎氏の「戦後史の正体」は今年出版された
「アメリカ」ということに焦点をあてた一冊。
外務省の要職を経て防衛大学校で教鞭を執った
孫崎氏ならではの一冊と言えそうです。

もちろん読むべき書籍、
ご紹介すべき書物は他にも多いと思いつつ・・・。

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